三分の一 小桜革兜飾りセット

三分の一 小桜革兜飾りセット
さんぶんのいち こざくらがわかぶとかざりせっと
330,000 円(税込)
本体のみ:253,000 円(税込) 詳細
※お櫃があるセットはお櫃を含みます。
家紋サービス(無料)対象商品
商品コード: 3131
サイズ:間口65cm×奥行40cm×高さ54cm



国宝や文化財に指定されている武具甲冑の模写修理に功績を残した初代名人・一冑を父に、また名匠とうたわれる加藤秀山を叔父に、幼少から甲冑造りを学ぶ。
節句の鎧兜飾り制作の他、実物の甲冑の修理・新作に携わり、社寺や美術館などの仕事を行う。
現在、忠実な時代考証を元に実物と同じ鎧兜を再現できる日本唯一の名工。
現在
- 東京都伝統工芸士
- 社団法人日本甲冑武具研究保存会指定甲冑師
- 東京都雛人形工業協同組合江戸甲冑伝産協力会役員
- 平成21年度「東京都名誉都民」受章
加藤一冑修 代表作一例
挂甲(けいこう)の鎧二十両
天皇即位の際、天皇の脇に並ぶ「挂甲(けいこう)の鎧二十両」を製作。
日光東照宮「千人武者行列」
日光東照宮の神輿渡御祭「百物揃千人武者行列」の甲冑修理を手がける。
御獄神社蔵「国宝・赤糸大鎧」の複製模造品
江戸東京博物館から依頼を受け、御獄神社蔵「国宝・赤糸大鎧」(平安時代)の複製模造品を製作。その費用は数千万。現在も同館に展示されている。
その他、国宝・重要文化財の修理や復元、模造品等の制作を多く手がける。



兜は、実際に武具として永年使われていたものですから、実物大でなくても各部を再現するような気持ちで作ります。
この「しころ」の部分も約500枚もの小札(こざね)を一枚一枚張り付ける根気のいる作業ですが、兜の基本になりますから、丁寧に糊で付けていきます。

小札を全部張った後は、よく乾燥させてから、皮をとじるための穴を開けます。
もともと小札は牛皮でできていました。飾り用の兜は丈夫な和紙を使うため、糊が乾いてから、細い皮ひもでしっかりととじると、しころの下ごしらえは終わりです。

黒い漆を塗ったしころに、緋色や朱の威(おどし:布のひも)を付けます。
鮮やかな色彩は、武具とも思えない華麗さです。源平兜は、このしころが五段あるのが普通です。

頭にかぶる部分を鉢(はち)といいます。
型の金属を帽子のように16枚程重ねて星鋲で止めるものと、球型にできたものに打ち込む場合と2種類あります。鋲がズラリと並んでいるのが星に似ているので星鋲止めといいます。

兜の各部分に取り付ける金具は、すべて手作りです。鍬形、鍬形台、眉庇などは糸ノコで一枚一枚造り、磨きをかけます。
大量生産ができませんから、熟練の技がものをいいます。

吹返、鍬形、しころなどの各部分ができあがったら組み立てます。
鉢の内側には全部組み立ててから皮を貼ります。忍緒は、全体の仕上がりを見ながら付けます。

兜が完成するまでには約2週間かかります。
加藤一冑は手づくりの本格的な兜を制作できる数少ない名工の一人です。端午の節句を彩る伝統の武具が、現代に見事によみがえります。



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これぞ兜飾り、といった雰囲気。飽きのこない重厚なセット。
保元物語や平治物語には、源氏に代々伝えられた「8つの鎧」の話が残っています。
「源氏八領(げんじはちりょう)」と呼ばれるこの8つの鎧は、平治の乱で「楯無(たてなし)」という鎧1つを残して全て失われ、伝説上の存在となりました。(※領=鎧の単位。1領、2領...と数える。)
楯無は甲斐源氏の家宝として受け継がれ、現在では、山梨県の菅田天神社に納められています。「小桜韋威鎧 兜、大袖付(こざくらがわおどしよろい かぶと、おおそでつき)」として国宝の指定を受けています。
「『楯がいらない』程の丈夫な鎧」からその名がきています。
この兜は、源氏八領の中で唯一実在する鎧兜「楯無」の兜をモデルに制作されました。
兜は、大円山の鉢に無数の小星を打ちだした星兜。兜の前後に、銀メッキの板に金の星を流した二方白(にほうじろ)を装飾しています。
最大の特徴は、その名にもなっている小桜革の威(おどし)です。
白い鹿革には、小さな桜の花びら模様が一面に染め出されています。組紐を用いた糸威とは一味違った、革ならではの落ち着いた存在感、モノトーンでシックな雰囲気を放ちます。
吹返と眉庇(まびさし)には、たすき模様をあしらった鹿革をはり付けています。
鹿革は、その強度と身体に馴染むしなやかさから、鎧兜に愛用されてきました。しっとりとした柔軟性を長期間保ち続け、色褪せも少ないという特徴を持ち、意匠の美しさを長くお楽しみいただけます。
兜の向かって左には、本物の籐を巻いた「滋籐(しげとう)の弓」を置きました。小桜革威と合わせて、矢尻は桜型に抜いてあります。
向かって右には、金色で統一した眩く豪華な太刀を並べました。
細部にまで意匠をこらした、味わい深い印象のセットです。
台には畳を用いて、定番の金屏風を載せました。
静謐の中に源平時代に生きた武将の勇を思わせる、一味違った兜飾りです。
三分の一 小桜革兜飾りセット
三分の一 小桜革兜飾りセット
三分の一 小桜革兜飾りセット
三分の一 小桜革兜飾りセット
三分の一 小桜革兜飾りセット
実用性の中に貴族の雅な感性を思わせる、優美な小桜革威です。
ボリュームのある大鍬形が、威風堂々の迫力を加味しています。
三分の一 小桜革兜飾りセット 弓太刀
三分の一 小桜革兜飾りセット 弓
三分の一 小桜革兜飾りセット 太刀
弓は、本物の籐を巻いた「滋籐(しげとう)の弓」。
太刀は金色で統一した、眩く豪華な雰囲気。
「楯無」の兜をシンプルに引き立てる定番のセットです。
三分の一 小桜革兜飾りセット 各部詳細
三分の一 小桜革兜飾りセット 吹返し(鹿革)
三分の一 小桜革兜飾りセット 眉庇(鹿革)
三分の一 小桜革兜飾りセット 弓(藤巻)
三分の一 小桜革兜飾りセット 弓
三分の一 小桜革兜飾りセット 矢
三分の一 小桜革兜飾りセット 矢尻
三分の一 小桜革兜飾りセット 柄
三分の一 小桜革兜飾りセット 鞘
三分の一 小桜革兜飾りセット 刃
鹿革で統一された、印象深い兜飾り。
弓には本物の籐を巻き、弓矢の矢尻は小桜革威と合わせて桜型に抜くなど、細部にまで意匠を凝らしました。
三分の一 小桜革兜飾りセット 詳細
収納イメージ
梱包時
セット内容
仕様