一冑作 四分の一 赤糸縅大鍬形兜
一冑作 四分の一 赤糸縅大鍬形兜
いっちゅうさく よんぶんのいち あかいとおどしおおくわがたかぶと
170,500 円(税込)
商品コード: 7576
サイズ:間口33×奥行21×高さ28cm



国宝や文化財に指定されている武具甲冑の模写修理に功績を残した初代名人・一冑を父に、また名匠とうたわれる加藤秀山を叔父に、幼少から甲冑造りを学ぶ。
節句の鎧兜飾り制作の他、実物の甲冑の修理・新作に携わり、社寺や美術館などの仕事を行う。
現在、忠実な時代考証を元に実物と同じ鎧兜を再現できる日本唯一の名工。
現在
- 東京都伝統工芸士
- 社団法人日本甲冑武具研究保存会指定甲冑師
- 東京都雛人形工業協同組合江戸甲冑伝産協力会役員
- 平成21年度「東京都名誉都民」受章
加藤一冑修 代表作一例
挂甲(けいこう)の鎧二十両
天皇即位の際、天皇の脇に並ぶ「挂甲(けいこう)の鎧二十両」を製作。
日光東照宮「千人武者行列」
日光東照宮の神輿渡御祭「百物揃千人武者行列」の甲冑修理を手がける。
御獄神社蔵「国宝・赤糸大鎧」の複製模造品
江戸東京博物館から依頼を受け、御獄神社蔵「国宝・赤糸大鎧」(平安時代)の複製模造品を製作。その費用は数千万。現在も同館に展示されている。
その他、国宝・重要文化財の修理や復元、模造品等の制作を多く手がける。



兜は、実際に武具として永年使われていたものですから、実物大でなくても各部を再現するような気持ちで作ります。
この「しころ」の部分も約500枚もの小札(こざね)を一枚一枚張り付ける根気のいる作業ですが、兜の基本になりますから、丁寧に糊で付けていきます。

小札を全部張った後は、よく乾燥させてから、皮をとじるための穴を開けます。
もともと小札は牛皮でできていました。飾り用の兜は丈夫な和紙を使うため、糊が乾いてから、細い皮ひもでしっかりととじると、しころの下ごしらえは終わりです。

黒い漆を塗ったしころに、緋色や朱の威(おどし:布のひも)を付けます。
鮮やかな色彩は、武具とも思えない華麗さです。源平兜は、このしころが五段あるのが普通です。

頭にかぶる部分を鉢(はち)といいます。
型の金属を帽子のように16枚程重ねて星鋲で止めるものと、球型にできたものに打ち込む場合と2種類あります。鋲がズラリと並んでいるのが星に似ているので星鋲止めといいます。

兜の各部分に取り付ける金具は、すべて手作りです。鍬形、鍬形台、眉庇などは糸ノコで一枚一枚造り、磨きをかけます。
大量生産ができませんから、熟練の技がものをいいます。

吹返、鍬形、しころなどの各部分ができあがったら組み立てます。
鉢の内側には全部組み立ててから皮を貼ります。忍緒は、全体の仕上がりを見ながら付けます。

兜が完成するまでには約2週間かかります。
加藤一冑は手づくりの本格的な兜を制作できる数少ない名工の一人です。端午の節句を彩る伝統の武具が、現代に見事によみがえります。



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力強い大鍬形が目を引く、勇壮な赤糸威の定番兜飾り。
間口30センチ台のコンパクトサイズながら、甲冑師・加藤一冑の技術が惜しみなく揮われた逸品です。
日本随一の名工である甲冑師・加藤一冑の鎧・兜は、忠実な時代考証に基づく細部にわたるまでの高い再現性を持った本格派で、工芸品としての美しさと重厚な雰囲気を漂わせています。
こちらの兜飾りは、そんな加藤一冑の兜をコンパクトなサイズでお飾りいただける、嬉しい逸品。作りの精巧さや迫力はそのままに、間口30センチ台に収めました。
大鍬の名の通り、大きく立派な鍬形が特徴的。赤糸威は糸を通してある数が非常に多く、糸と糸との間隔が詰まっているため、端正に仕上がっています。
シンプルなセットだからこそ兜の存在がより引き立つ、堂々たる兜飾りです。
※当セットは家紋サービス対象外です。
一冑作 四分の一 赤糸縅大鍬形兜 詳細
セット内容
仕様