三分の一 菊一文字兜飾りセット

三分の一 菊一文字兜飾りセット
さんぶんのいち きくいちもんじかぶとかざりせっと
363,000 円(税込)
本体のみ:264,000 円(税込) 詳細
※お櫃があるセットはお櫃を含みます。
家紋サービス(無料)対象商品
商品コード: 3118
サイズ:間口69cm×奥行40cm×高さ53cm



国宝や文化財に指定されている武具甲冑の模写修理に功績を残した初代名人・一冑を父に、また名匠とうたわれる加藤秀山を叔父に、幼少から甲冑造りを学ぶ。
節句の鎧兜飾り制作の他、実物の甲冑の修理・新作に携わり、社寺や美術館などの仕事を行う。
現在、忠実な時代考証を元に実物と同じ鎧兜を再現できる日本唯一の名工。
現在
- 東京都伝統工芸士
- 社団法人日本甲冑武具研究保存会指定甲冑師
- 東京都雛人形工業協同組合江戸甲冑伝産協力会役員
- 平成21年度「東京都名誉都民」受章
加藤一冑修 代表作一例
挂甲(けいこう)の鎧二十両
天皇即位の際、天皇の脇に並ぶ「挂甲(けいこう)の鎧二十両」を製作。
日光東照宮「千人武者行列」
日光東照宮の神輿渡御祭「百物揃千人武者行列」の甲冑修理を手がける。
御獄神社蔵「国宝・赤糸大鎧」の複製模造品
江戸東京博物館から依頼を受け、御獄神社蔵「国宝・赤糸大鎧」(平安時代)の複製模造品を製作。その費用は数千万。現在も同館に展示されている。
その他、国宝・重要文化財の修理や復元、模造品等の制作を多く手がける。



兜は、実際に武具として永年使われていたものですから、実物大でなくても各部を再現するような気持ちで作ります。
この「しころ」の部分も約500枚もの小札(こざね)を一枚一枚張り付ける根気のいる作業ですが、兜の基本になりますから、丁寧に糊で付けていきます。

小札を全部張った後は、よく乾燥させてから、皮をとじるための穴を開けます。
もともと小札は牛皮でできていました。飾り用の兜は丈夫な和紙を使うため、糊が乾いてから、細い皮ひもでしっかりととじると、しころの下ごしらえは終わりです。

黒い漆を塗ったしころに、緋色や朱の威(おどし:布のひも)を付けます。
鮮やかな色彩は、武具とも思えない華麗さです。源平兜は、このしころが五段あるのが普通です。

頭にかぶる部分を鉢(はち)といいます。
型の金属を帽子のように16枚程重ねて星鋲で止めるものと、球型にできたものに打ち込む場合と2種類あります。鋲がズラリと並んでいるのが星に似ているので星鋲止めといいます。

兜の各部分に取り付ける金具は、すべて手作りです。鍬形、鍬形台、眉庇などは糸ノコで一枚一枚造り、磨きをかけます。
大量生産ができませんから、熟練の技がものをいいます。

吹返、鍬形、しころなどの各部分ができあがったら組み立てます。
鉢の内側には全部組み立ててから皮を貼ります。忍緒は、全体の仕上がりを見ながら付けます。

兜が完成するまでには約2週間かかります。
加藤一冑は手づくりの本格的な兜を制作できる数少ない名工の一人です。端午の節句を彩る伝統の武具が、現代に見事によみがえります。



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国宝・赤糸威鎧の兜を細かく再現した、菊の花々が美しい兜飾り。
櫛引八幡宮(くしひきはちまんぐう)は、鎌倉時代より青森、岩手の総鎮守として、多くの人々に尊崇されてきました。そこには、国宝の赤糸威鎧が所蔵されています。
鎌倉末期の典型的様式の鎧であり、一面に装飾された菊籬(きくまがき)の意匠は傑作の一言。春日大社の「赤糸威鎧」と肩を並べ、現存する優れた鎧と言われています。
この赤糸威鎧の兜の部分のみを、「菊一文字兜」として呼び、現存の兜として大変有名です。
今回は、甲冑師加藤一冑の手によって、この「菊一文字兜」を細部まで細かく再現しました。
卓越した技と、数多くの模写や修理を手がけてきた一冑だからこそ成せる芸術に、お子様の未来への希望を重ねてみてはいかがでしょうか。
鍬形台には菊籬(菊の花々)の中に、堂々として漢字の「一」の文字を配しています。名刀「菊一文字」の切れ味のごとく、鋭く大きな鍬形が特徴です。
吹返と眉庇(まびさし)は、鹿革をはり付けています。
鹿革は、その強度と身体に馴染むしなやかさから、鎧兜に愛用されてきました。しっとりとした柔軟性を長期間保ち続け、色褪せも少ないという特徴を持ち、意匠の美しさを長くお楽しみいただけます。
兜の向かって左には、本物の籐を巻いた「滋籐(しげとう)の弓」、右には、天然竹で作られ、鞘を金色で装飾した上に彫刻を施した「金覆輪太刀(きんぷくりんのたち)」を並べました。
細部にまで意匠をこらし、本物にこだわったセットです。
台には畳を用いて、箔押の金屏風で更なる豪華さを演出しました。
希代の兜を甲冑師一冑が現代によみがえらせた、華やかな兜飾りです。
三分の一 菊一文字兜飾りセット
三分の一 菊一文字兜飾りセット
三分の一 菊一文字兜飾りセット
三分の一 菊一文字兜飾りセット
三分の一 菊一文字兜飾りセット
菊籬(菊の花々)の金物細工に、鋭く大きな鍬形が印象的。
赤糸威の密度も濃く、威厳を感じる仕上がりです。
三分の一 菊一文字兜飾りセット 弓太刀
三分の一 菊一文字兜飾りセット 弓
三分の一 菊一文字兜飾りセット 太刀
弓は、本物の籐を巻いた「滋籐(しげとう)の弓」。
太刀は、鞘を金色で装飾した上に彫刻を施した「金覆輪太刀(きんぷくりんのたち)」。
細部にまで意匠をこらし、本物にこだわりました。
三分の一 菊一文字兜飾りセット 各部詳細
三分の一 菊一文字兜飾りセット 矢
三分の一 菊一文字兜飾りセット 弓
三分の一 菊一文字兜飾りセット 弓(籐巻)
三分の一 菊一文字兜飾りセット 矢尻
三分の一 菊一文字兜飾りセット 太刀
三分の一 菊一文字兜飾りセット 鞘(金覆輪太刀)
三分の一 菊一文字兜飾りセット 柄
弓太刀は本物にこだわり、本物の籐をあしらっています。
勇ましい姿の兜を格調高く演出します。
三分の一 菊一文字兜飾りセット 詳細
収納イメージ
梱包時
箱手前のメジャー:60cm
セット内容
仕様