真多呂人形の特徴
280年の伝統技法を現代に受け継ぐ真多呂人形
真多呂人形が何よりも大事にしていること。
それは、木目込み人形唯一の正統伝統者の名に恥じない、確かな“技”です。
工程
人形の原型は、すべて真多呂の手によって、一体一体丹念に作り上げられています。もちろん完成品をつくるまでの工程もすべて手づくり。
多くの専門職人が作業を分担し、真多呂の原型に、さらなる芸術の息吹が吹き込まれます。
衣裳
衣裳にも大変深いこだわりを持っています。
平安時代の衣裳を綿密に考証した上で、創造性豊かなカラーコーディネートを施しています。
伝統
衣裳・桐塑等の素材や、塗り加工の回数まですべて伝統技法に忠実です。
また、人形のボディには天然の桐素材を使用し、海外製の素材やウレタン等の科学素材は、一切使用しておりません。
経済産業大臣指定 伝統的工芸品の技
技を継ぎ、磨き上げられた伝統技法を現代に伝える、真多呂の木目込み人形。
数々の工程を重ね、職人の丹精こもる技から生まれる雅やかな逸品は、伝統工芸品として指定され、高い評価を得ています。
真多呂人形は、いつまでも飽きない、
眺めれば眺めるほど味わい深い人形づくりに、
これからもこだわり続けます。
真多呂人形の特徴
真多呂人形の顔
ふっくらとした気品ある顔立ちが特徴です。満面に笑みをたたえているような穏やかな表情は、見る人の心を優しく和ませる雰囲気に仕上がっています。
人形は消えて無くなる物ではありません。ご購入後は長いお付き合いになるかと思います。そのため、真多呂人形は、いつまでも飽きない、眺めれば眺めるほど味わい深い人形づくりにこだわります。
雛人形のお顔のタイプ
真多呂人形の雛人形にはいくつかのお顔のタイプがありますが、大まかに分けると、以下のようになります。
五月人形のお顔のタイプ
真多呂人形の五月人形は、木目込み人形らしい描き目や愛くるしい瞳入りの子供大将飾りから、勇猛な鐘馗人形まで、様々な武者人形をご用意しております。
浮世人形のお顔のタイプ
浮世人形には分類できないほど様々なお顔がありますが、どのお顔も「いつまでも飽きない、眺めれば眺めるほど味わい深い顔」を心がけて制作しております。
真多呂人形の顔立ちに寄せられたお客様の声
飾り終えてじっくり眺めてみますと、やはりお人形の顔立ちはどこの人形よりも上品、衣裳も素敵で感動しました。
いろいろなお人形のカタログを取り寄せたのですが、上品でやさしいお顔の真多呂人形に決めました。
2年前にお友達の家で、かわいらしい真多呂人形のお雛様を見て以来、自分にも女の子が生まれたら、初節句は真多呂人形にしたいと考えておりました。
昔からずっと変わらない真多呂人形のお顔の品の良さに惹かれ、真多呂人形の親王飾りに決めました。
私がおとなになっても母が大事に飾っており、30年たっても飽きのこないりっぱなおひな様です。
ふっくらとした優しいお顔と気品のある衣裳の真多呂人形に惹かれ、真多呂人形会館で購入させていただきました。
真多呂人形のボディ
衣裳・桐塑等の素材や、塗り加工の回数まですべて伝統技法に忠実です。また、人形のボディには天然の桐素材を使用し、ウレタン等の科学素材は、一切使用しておりません。
日本製へのこだわり
御多分に漏れず、人形業界も価格競争の時代です。素材・制作工程の多くを海外で行いながらコストダウンを図り、組み立てだけ日本で行っているというケースも少なくありません。しかし、海外で誰がどのように作ったかわからないものを「日本製」と言えるのでしょうか。どのお人形も一見美しく見えますが、実際手に取ってみると、お顔の表情や衣裳のデザイン、縫製の仕方、素材感など品質の差は歴然です。
真多呂人形は、木目込み人形唯一の正統伝承者として品質に一切妥協することなく、すべてにおいてお客様にご満足いただけるお人形をお届けすることをお約束します。人形の原型はすべて金林真多呂による手作り。それ以外の工程もすべて職人の手により、魂を込めて一体一体丹念に作り上げられています。
丈夫でコンパクト
ボディが木のため、型崩れ・衣裳くずれしにくく、何年も元の美しい状態のまま保存がききます。
現在、博物館などに残されている当時の人形は、どれもかなりよい状態のまま保存されています。
比較的小さいながらも、品格や高級感があり、場所をとらずコンパクトに飾れます。
真多呂人形のボディに寄せられたお客様の声
友人宅の人形は30年前に購入された物でしたが、とても質が良くきれいな状態でした。
おひな様はコンパクトに飾れる木目込みが良いのでは?と考えインターネットで調べ、初めて「真多呂人形」を知りました。
真多呂人形の衣裳
時代考証の研究を重ね、昔の衣裳の着こなしを理解した上で衣裳選びにこだわります。
確かな時代考証と現代的感性の融合
人形の衣裳の決め手は、時代考証にあるといっても過言ではありません。
まず、その人形が何時代のものなのか、どのような社会的地位、環境にある人形なのかを考え、正確な時代考証にもとづいた美しさの追求を行っています。
十二単の人形は、襟や袖の「重ね」の色合い等、平安時代の衣裳を綿密に考証した上で、創造性豊かなカラーコーディネートを施しています。
さらには、きちんとした時代考証を踏まえつつ、今年の傾向も見定めます。伝統と現代の融合の中で、落ち着いて上品、明るく格調のある「真多呂らしさ」を盛り込んでいます。