三分の一 不動明王兜飾りセット
商品コード: 3138
サイズ:間口65cm×奥行40cm×高さ54cm



国宝や文化財に指定されている武具甲冑の模写修理に功績を残した初代名人・一冑を父に、また名匠とうたわれる加藤秀山を叔父に、幼少から甲冑造りを学ぶ。
節句の鎧兜飾り制作の他、実物の甲冑の修理・新作に携わり、社寺や美術館などの仕事を行う。
現在、忠実な時代考証を元に実物と同じ鎧兜を再現できる日本唯一の名工。
現在
- 東京都伝統工芸士
- 社団法人日本甲冑武具研究保存会指定甲冑師
- 東京都雛人形工業協同組合江戸甲冑伝産協力会役員
- 平成21年度「東京都名誉都民」受章
加藤一冑修 代表作一例
挂甲(けいこう)の鎧二十両
天皇即位の際、天皇の脇に並ぶ「挂甲(けいこう)の鎧二十両」を製作。
日光東照宮「千人武者行列」
日光東照宮の神輿渡御祭「百物揃千人武者行列」の甲冑修理を手がける。
御獄神社蔵「国宝・赤糸大鎧」の複製模造品
江戸東京博物館から依頼を受け、御獄神社蔵「国宝・赤糸大鎧」(平安時代)の複製模造品を製作。その費用は数千万。現在も同館に展示されている。
その他、国宝・重要文化財の修理や復元、模造品等の制作を多く手がける。



兜は、実際に武具として永年使われていたものですから、実物大でなくても各部を再現するような気持ちで作ります。
この「しころ」の部分も約500枚もの小札(こざね)を一枚一枚張り付ける根気のいる作業ですが、兜の基本になりますから、丁寧に糊で付けていきます。

小札を全部張った後は、よく乾燥させてから、皮をとじるための穴を開けます。
もともと小札は牛皮でできていました。飾り用の兜は丈夫な和紙を使うため、糊が乾いてから、細い皮ひもでしっかりととじると、しころの下ごしらえは終わりです。

黒い漆を塗ったしころに、緋色や朱の威(おどし:布のひも)を付けます。
鮮やかな色彩は、武具とも思えない華麗さです。源平兜は、このしころが五段あるのが普通です。

頭にかぶる部分を鉢(はち)といいます。
型の金属を帽子のように16枚程重ねて星鋲で止めるものと、球型にできたものに打ち込む場合と2種類あります。鋲がズラリと並んでいるのが星に似ているので星鋲止めといいます。

兜の各部分に取り付ける金具は、すべて手作りです。鍬形、鍬形台、眉庇などは糸ノコで一枚一枚造り、磨きをかけます。
大量生産ができませんから、熟練の技がものをいいます。

吹返、鍬形、しころなどの各部分ができあがったら組み立てます。
鉢の内側には全部組み立ててから皮を貼ります。忍緒は、全体の仕上がりを見ながら付けます。

兜が完成するまでには約2週間かかります。
加藤一冑は手づくりの本格的な兜を制作できる数少ない名工の一人です。端午の節句を彩る伝統の武具が、現代に見事によみがえります。



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緋威に不動明王のお姿が映える、迫力満点の兜飾り。
不動明王を描いた吹返が特徴の兜飾りです。
不動明王は、悪魔を降伏するために恐ろしい姿をされ、すべての障害を打ち砕き、おとなしく仏道に従わないものを無理やりにでも導き、救済するという役目をもっておられます。
大変恐ろしいお姿の不動明王ですが、そのお心は人々を救済しようとする、厳しくもやさしい慈悲に満ちています。
鮮やかな緋威と厳かな不動明王のお姿があいまって、威風堂々たる兜に仕上がっています。
笠じころ(笠のように裾を大きく開いた「しころ」)のように、少し広がる裾と、大きく立派な鍬形も特徴的。三分の一という比較的飾りやすい手頃なサイズながら、迫力満点の兜飾りです。
吹返と眉庇(まびさし)は、鹿革をはり付けています。
鹿革は、その強度と身体に馴染むしなやかさから、鎧兜に愛用されてきました。しっとりとした柔軟性を長期間保ち続け、色褪せも少ないという特徴を持ち、意匠の美しさを長くお楽しみいただけます。
魔を降伏しお子様の健やかな成長を見守る、貫録に満ちた兜飾りです。
三分の一 不動明王兜飾りセット 詳細
セット内容
仕様