人形豆知識|端午の初節句マナー
「初節句」とは、生後はじめて迎える節句のことです。お祝いの席をもうけ、親戚やお世話になった方をご招待して、感謝の気持ちをあらわしましょう。 生まれてすぐに初節句を迎えるような場合は、翌年にお祝いを延ばします。
ここでは、おもてなし側(お子様のご両親側)とお祝いを贈る側のマナーをそれぞれご紹介いたします。
端午の初節句 おもてなし側・身内側のマナー
五月人形を送るのは
女の子の場合は母方の実家が雛人形を送る慣わしとなっていますが、五月人形の場合、特に決まりはありません。鎧兜や五月人形、鯉のぼりを送ります。住宅事情がありますので、事前にお子様のご両親に相談することをおすすめします。
端午の初節句には誰を招待すればいい?
初節句には、親戚や、お祝いを頂いた方を節句祝いの会食に招いて、おもてなしをします。次のような方々をお招きしておもてなししましょう。
- 祖父母
- 親戚
- 名付け親や仲人
- 初節句祝い・出産祝いをお送りくださった方
端午の初節句の祝い膳のお料理
柏餅と粽(ちまき)が一般的です。
柏餅の柏は、新芽が出るまで葉を落とさないところから、「家が絶えない」として尊ばれていました。
粽を食べる習慣は中国の故事に由来しており、「粽には難を避ける」という意味があります。
端午の初節句のお祝い返し
お祝いの席にご出席いただいた方には、おもてなしがお返しとなるので、お返しの品は不要です。
ご出席できなかった方には、節句から一週間以内にお返しするのが礼儀とされています。
のしは「内祝」と表書きし、お子様のお名前でお返ししましょう。水引は紅白の蝶結びです。
お返しの品はお菓子や紅白砂糖が定番ですが、お菓子屋さんに相談してみるのも良いでしょう。
端午の初節句にお招きされる方のマナー
初節句のお祝い~金額の目安
贈る人 | 金額 |
---|---|
祖父母 | 20,000円(または節句人形) |
その他身内 | 10,000~20,000円 |
友人・知人 | 5,000円 |
初節句のお祝い~贈る時期
- お祝い品やお祝い金…節句の半月前頃~当日まで
- 人形を贈る場合…節句の1ヶ月前まで
初節句のお祝い~水引・のし紙・表書き
- 水引…紅白の花結び(蝶結び)
- のし紙…赤金の水引&花結び(蝶結び)
- 表書き…御祝・初節句御祝